昨日の全組レポに引き続き、R-1ぐらんぷり2017準決勝→(今ココ)→決勝に関しての雑感をつらつらと書いていこうと思っています。

『ルール変更』
毎年毎年ルールが変わるR-1ぐらんぷり。
ここ数年は落ち着いてきたと思いきや、今年の準決勝で大きく変わったのは決勝進出者の「即日発表」。
準決勝が終わり家に帰る途中ですでに公式で発表。なかなか度肝を抜かれました。
これに関しての是非は完全に「是」だと思っております。
準決勝が終わってから数日間の間に余計なものを考えたり、テレビ的いろんな要素があったり、を考える余地すら与えられない。
準決勝の出来1つで決勝進出者が決まるこのシステムは、文句の付け所がない。むしろ今までが本当にファンタジーだった。
毎年毎年準決勝でスベったのに(個人的見解)なのに決勝へ行っちゃう、なんて人が必ずいる。去年でいっちゃうと、シャンプーハットこいでさん、とか(ごめんなさい)。
なので、賞レースの在り方としては本当に正しいと思う。

『準決勝の変更』
開催地が今までは東京と大阪をつないで2か所で交互にモニターを通しながら全組見れるというシステムでしたが、今年は東京会場のみの開催に。
これに関しても結果論「是」でありました。
毎年毎年中継での音声トラブルがあり、去年に関してのゆりやんのネタなんてほとんど聞こえなかった(去年参照)。
それが今年は東京会場のみになり、進行もスムーズ。
毎年恒例となっていた音声トラブルも、「一切なかった」。映像ネタをする人がいなかったのも今年の特徴かもしれません。
それにより毎年帰れるか帰れないか分からないような長丁場の準決勝が、なんと20:30に終わるという素晴らしいものに。コンパクト!
「3分経ったら音が鳴り、3分30秒経ったら強制終了」
っていうのも無くなったし、はりけ~んずの説明もなかった。3分経ったときのブザーで一気に興が覚めるので、これも改善点。
今後わざと4分するような人が出て来たら問題ですが。
審査員も変更に。
例年はほんこんさん・構成作家・テレビ局の偉い人の3名の特別審査員でしたが、
テレビ局の人と作家(いたっけ)の5人に増えて、ほんこんさんはいなくなってた。
これにより不可解な選考も無くなり、人数が5人に増えたことでより民意に近い(?)選考がなされたのではないか、と思っております。
面白い人を選ぶのか、売りたい人を選ぶのか、テレビで活躍できるキャラの人を選ぶのか、
なかなか選考基準は難しいところではありますが、東京大阪の2か所で行われて2極化して意見が割れるより、一か所に集まったものの方がいいよね。と。
会場の広さは六本木とほぼ変わりませんでしたが、メルパルクホールの方が見やすくていいですね。こういうホールって傾斜があってどこからでも見やすいですし。
2017-02-20-17-37-07

『世代交代』
なんと今年は芸歴が長い人はごっそり3回戦あたりで落とされた感があります。
田上よしえさんがいない準決勝も久々ですし、当の本人もTwitterでショックを受けてましたし、
去年のザコシショウのようなベテランさんが、ほぼいなかった。
これに関してはちょっと残念な感じではあります。
とはいえ決勝進出者の中では三浦マイルドさんやRGさんが引っ張ってくれるでしょう。
で、
RGさんを除いては全ての芸人さんがピン芸人。
ピン芸人の大会にコンビの人が出るな!というピン芸人さんの発言もわかります。
今年はその通り見事にピン芸人の大会に。RGさんもピンとして確立されてますし、R-1常連でもありますし。

『地方壊滅』
去年までの東京大阪2元中継もさることながら、今年は、
埼玉より北、兵庫より西、の芸人さんがいない。素人だけど面白い人も、いない。
これもちょっと残念ではあります。もちろんプロが勝つのは当たり前なのですが。
おととしくらいでしょうか、特に印象に残ったのはたぶん3回戦で、
「想定外の3回戦進出により北海道からの旅費が無く、初めて消費者金融に手を出しました!」
って言ってつかんだ後に、好き放題ギャグを披露して帰っていった人がいたのですが、これが泣いちゃうほど面白かった。準決勝にはいませんでしたが・・・。
そんな彼が誰だかわかる人は教えてください。東京進出しないと地方の人は地方で頑張れないシステムにも、ちょっとメスを入れて欲しい。



明日はネタ順から見る優勝予想をしたいと思います。
去年は分かりやすかったのでだいたい当たりましたが、今年は難しいぞ!!!



最後に、

準決勝なんで月曜日だったんだよ!

友達来れなかったし、お子様も来れないじゃないか(笑)!