さぁ準決勝です。

賞レースの準決勝ほど面白いお笑いライブは無いです。

なので今年も書いていきます!

ただ全組詳しく書くとホントに長くなるので、私は今から2時間かけて書くつもりです。

なので明日にでももう一回見て頂けると光栄です。

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ルミネなう。

こちらは去年。





さて、

決勝進出組が12組に増枠。

平日だった決勝が、今年の放送日は12/10の土曜日に3時間。

最初から私は思ってましたけど、

M-1・R-1・キングオブコントに並ぶ4大賞レースに完全になったなぁー、と。

逆にR-1が2時間で終わったりしたりもしたので(去年)、

優勝したら売れるのはもう『THE W』が上に来たかもしれません。



ですが、



THE Wの準決勝審査員はほぼ40代の男性『のみ』。ここに違和感は覚えます。

去年審査員ではないですが野々村由紀子さんが来ていたりしたので、

準決勝の審査員も女性を起用するべきなんじゃないかなぁ、

公平に見られないかもなぁ、

と思った次第。何せ決勝には女性審査員が多くいますので。

という、準決勝と決勝では結果に何かの『ねじれ』は出ること前提でTHE Wをお楽しみください。

先日のキングオブコントの準決勝も、



『いぬ』が爆発的にウケたのに、決勝では確かにインパクトは残しましたが、何かスベッた感。

テレビと舞台は違うんだなぁ、と思ったキングオブコントでした。

今年も審査員10名の中に元『誉』の遠藤敬さんがいました。安心感。

そしてMCは完全安定のはりけ~んずさん。

毎年何百組も仕切ってくれていて凄いんですよ本当に。

・・・何千組かもしれない。



話は戻しまして、



12組が決勝進出ということで、

なんとか12組に絞って、今日の時点で推す組をで表記いたします。

これは本当に個人差ありますので、異論反論受け付けます。

なお結果発表は11/26のなんとかっていうテレビ番組内で発表なので、

審査期間は2週間あるというのもある種大事かもしれません。協議が長引く予感。



さて、

1.つぼみ大革命『ぶつかって』
トップバッターでいきなり9人。
初年度のファイナリストですが、それ以降どうしても9人であることを見出せなかった自分がいました。ごめんなさい。
しかし今年は9人であることを最大限活かして、広がるところは広げ、コンパクトにまとめるところはまとまり、
オチの一言だけ読めてしまったのは残念ですが、トップバッターとしても、
そして決勝に上がってきても全く違和感ない上位だと感じました!
ツッコミはくーちゃんがバシッと決まり、でも私はみどりこさん推しです(うるさい)。
ここ数年のハードルをグンと超えてきた気がします。
逆に多人数がアダとなった組も後半出てきたと感じたので後述(個人的見解ね!)

2.POFFY『バスで500円玉』
コント→漫才→ダンスという異色のネタ。
去年2日間とも漫才でドッカンドッカン笑いをとっていただけに、
大オチがド下ネタだったのは正直いただけない。ガッツリ引きました・・・。

3.プレタポルテ『旅行に行くならラスベガスか箱根か』
漫才。
いやベテランの領域。安定して完全に面白かったですが、
なんだろう、個性というかインパクトに欠けていたのか、今あまり思い出せません。
ラスベガスと箱根の対比を5つくらいやっていてその間も素晴らしかっただけに、
多分衣装を凝るだけで変わったかもしれない、とか思いました。

4.ヨネダ2000『モヒカン』
先日のキングボブコントの準決勝初日と同じネタでした。
面白かった!だけど一回見ているだけに正しい判断が出来ません!ただ全く文句ないです。
2本目もキングオブコントと同じだったら同じ轍を踏むかもしれません。

(休憩)

5.ツヨシっ!『サウナで男に間違われる』

6.堀川絵美『バスガイド』

7.ターリーターキー『ゴッホのひまわり』
私と同じターキーの名を持つ(余談なので以下略)
面白かったのですが、どうしてもワンマン的なコント。
9:1くらいの演技量の差があったので、むしろこれ1人でもいけるんじゃないか、とか。
掛け合いが無かったので、そこが加わればグッと上位に来たかもしれない、と個人的に。

8.123☆45『田舎』
方言を活かし都会との差をコントで。
「なるほどなー!」
と思って凄く感心して見入って笑ってしまいました!

(休憩)

9.みほとけ『仏像みいつけた』
フリップです。
最初に大きな笑いがドカッと来て、真ん中が谷で、後半また盛り返して、
そして一言一言の毒も素晴らしく、一言も噛まずに流暢で凄かった。
なので2ボケ目以降そこまでウケてくれなかった『雑な胴体』を重ねてきたので、谷になってしまったのがもったいなく。
いやここは当落線上だと思います。2本目次第で!

10.スパイク『プリンセスが居酒屋でバイト』
何なんだ、マジでスパイク凄い!
憑依型ボケと鋭いツッコミ。もうお手本のような形!
文句なく感じました。
∞ホールが出来た頃にデビューしてそれから数年漫才しか見た事が無かったので、
コントでこんなに広がるって凄い。

11.Aマッソ『面接』
ここが本当に私はなんだろう、判断が出来ない。
めちゃくちゃ笑いが起きていたのですが、容姿イジリ云々を逆に逆手に取ったTHE Wの新しい勝ち抜き方なのか、
それとも強いツッコミが問答無用に会場を笑わせてくるのか、
どうしてもひとつ前のスパイクと比較してしまって、
・・・難しい!笑えたのか笑えなかったのか分からない!

12.TEAM BANANA『SNSでの結婚報告』
基本悪口とかって自分のことを言われているようで笑えなかったりする性格なのですが(個人的)、
ネタの内容も言い方も抑揚もあるあるも完璧すぎる漫才。
同じ言葉でも誰が言っているかで印象変わりますね・・・。すげぇ。

(前半戦終了・換気休憩)

13.ハイツ友の会『野球』
女の子が普段しない野球の話、の漫才。
抑揚が無い淡々と同じトーンでボケているようで、それで笑わせるって凄い。
ただちょっと突き抜けた感はなく、埋もれてしまったかもしれない。明日に期待!

14.オトメタチ『ゴリラ』
もう自分を見た目を完全に活かす、いつも通りの自虐漫才。
どうしてもゆきえさんが大きいので、お客さんがどうしても共感できないところがあるのですが、
動物にまで例えちゃったからまだまだ面白くなるんだなぁ、と実感。
ただ決勝は難しいかな、と思いつつ、
後半に出てくるある人の登場で心がざわつくことになります。(お笑いファンしか分からない)

15.杵渕はな
残念ながら去年解散してしまった「はなしょー」のはなちゃん。
後半盛り返してきましたが、盛り上がるまでに時間がかかったかもしれません。
あとBGM要りましたでしょうか・・・。
演技力としゃべりで十分凄いのに、演出が邪魔をしてしまった気がしました。

16.鬼ハン『松戸のヤンキー』
ヤンキー3人の漫才。
3人である意味もしっかりあり展開も面白かったのですが、
どうしても真ん中のツッコミの子が、客席が笑っているのに話を進めてしまって聞き取れなく。
笑い待ちとかではなくきっちり4分測ってネタ書いたのかもしれませんね。
ツッコミに演技力が加われば完璧だったかな、と。両サイドのボケは対比が良かったです!

(休憩)

17.さとなかほがらか『保留音』
うわー!知らない子だ!すげー面白い!今調べました。浅井企画なんですねー。
自分が持つ特技を活かしたオペレーターコント。
これより面白いネタが明日もあるかどうかが期待!
私が知らなかったからハードルがもしかして低かったのかもしれない、とか思いましたが、
そういう人が後半もいっぱい出てきたので後述。

18.おかずクラブ『休憩室でたばこ』
コント。シュールの極み。
最初から最後まで理解が追いつかないし、第3者的な人誰、とか、もう笑う箇所も分からず。
笑う考える以前に、見ているこっちが何も整理できなかったのは私だけでしょうか。

19.竹田こもちこんぶ『育児と戦う』
!!!!!
Twitterとかで動画が流れてくるあの戦う主婦の方だ!
すげぇ!準決勝に来たんだ!!!
っていう、センターマイクは置いてあるから漫談でしょうが、
表情豊かでもう凄かった。ここは審査員次第だと思います。

20.エルフ『塾講師とデート』
いつも明るいギャル漫才。
なんだかんだで凄く笑ったし、一つ一つのギャグもフリになってたりすげぇ。
ちゃんとセンターマイクが音声を拾うので、荒川さんが動くと声が通らなかったりしましたが、
それでもギャルメイクでも表情と勢いで笑わせてくれる楽しい漫才すげぇ!

(休憩)

21.変ホ長調『JK流行語』
説明しても仕方がありませんが、M-1ファイナリスト。
途中で話題がズレて、え?と思いました。
流行語で行くのか、謝ってほしいのか、どっちか一本で見たかったなぁ、と。

22.センス爆発女『アイスクリーム屋でバイト』

23.ショートガールズ『偽ブランド』
!!!
凄い!!!!!
ボケもツッコミもしっかりしている!し過ぎてる!面白い!!!!!
今誰だか調べてもピンとくる検索結果が出てこないのですが、
物凄く完成されたコントと演技力。
全くの初見なのか、それとも昔からお笑いやっている人のコンビなのか。
良いもの見させて頂きました。お手本みたいでした。教科書に載るような。

24.中村涼子『間違い電話』
おそらくですが、
ここで初日のピークを迎えたかもしれない中盤戦ラスト。
爆発しましたねー。
笑いもですが、おそらく見ている人の感情が。
泣けたし凄い。

実はこの4~5年前と同じネタなのですが、
この時に恐縮ですが私が書いたことが改善されておりました。
ナレーションパートが無く、本人と間違い電話の2人になったことで分かりやすく、
同じ声で3役やる事でごっちゃになる事も無く。
ここは現時点で大本命として完全に決勝とみました。
しばらく賞レースでお見掛けしませんでしたが、ちょっと痩せましたかねぇ・・・。

(中盤戦終了・換気休憩10分)

25.女ガールズ『肝試し』
去年のファイナリスト。同様に3人漫才。
あれデジャヴでしょうか。さっきの『鬼ハン』と同じく、笑いの途中で話が進んでしまう。
物理的距離感とか工夫もあっただけに、ボケた後に真ん中の子が進めてしまわないように願います。

26.河邑ミク『カンニング』
完全に自分の良さを理解しているコント。
ラストの大オチが上手下手にいる人によっては見えなかったかもしれないのが残念ですが、
いやそうするか!そう裏切ってくるか!っていうのが素晴らしく。
良いネタだなぁー・・・。座ったまま動きで笑いをとれるって凄いなぁ・・・。

27.Attack『お葬式』
去年ね!?去年準決勝両日ともウケまくってて、
「これは決勝だ!最高だ!是非みんなに見てもらいたい!なんで決勝行けなかったんだ!」
っていうレベルで悔しがっていた私は、ハードルを上げ過ぎてしまったのかもしれません。
つぼみ大革命が9人を活かしたのに対し、Attack一人一人のスキルが全く感じられませんでした。
様々なジャンルの方がいたのに、ツッコミとマジック以外の方の特技が加われば・・・。
個人的に去年を越えられなかったために判断が難しいです。
去年の私みたいに初めて見て、
「凄い!」
って思った人が今日いたら光栄です。2本目の逆転に期待。

(休憩)

28.にぼしいわし『実家がフードコート』
突拍子もない淡々としたボケに、ワードセンス光りまくりなツッコミの漫才。
ただ若干の緊張があったのか嚙み倒したのと、
同じ漫才に出てくる「ランウェイ」と「ラーメン」という言葉がごっちゃになりまして。
これだけ聞いても「どういう設定だよ・・・。」ってなりますね。

29.さきぽん『マヨネーズ』

30.爛々『居酒屋でバイト』
いつも賞レースで見ると、ここでもなんか書いた気もしますけど、
どうしても海原やすよともこさんの後を追っているようにしか見えなかった、
なんてずーっと思っていたのですが、
途中ボケとツッコミが全く入れ替わったり、お互いの掛け合いや自然な会話、
急のここだ!という時の大きな声。完璧でした。新しい形に見えました。
先に謝っておきます。初めて爛々が心から面白いと思いました。
全然先じゃなかった。ごめんなさいごめんなさい。

31.光永『経理課』
経費で落とせるかー!的なピンのコント。
大阪弁凄い。たたみ掛け凄い。練られたネタ凄い。
2本目も同じようなもしくは今日以上のネタされたら絶対売れますねこれは・・・。

(休憩)

32.じゅるり『地雷を踏ませに来る同級生』

33.茜チーフ『コンパニオン』
!!!!!
あああああああああ!!!!!!!!!
『カーニバル』の茜さんじゃん!!!!!
さっきの『オトメタチ』のゆきえさんの元相方で、バチバチエレキテる(めちゃイケの系譜)のメンバーじゃん!
解散して両方が新しい形で準決勝なんて・・・。
何かこうお笑い歴史を見ている気になります。そんなピン漫談。
THE MANZAIでも認定漫才師になりましたし。
思い出が先行して、「どうしてこうなっちゃったんでしょうね」っていうあるあるを問いかけてくる漫談も面白く。
上位に食い込めるかは分かりませんが、お笑い好きとしては応援したくなります。

34.天才ピアニスト『公園でのケンカを聞く』
もうこれまた自分を活かすことに長けているコント。素晴らしかった。
去年2本ともおばちゃんキャラでしたか、今回も。
後半でひっくり返る展開も凄い。他人の不幸は蜜の味・・・。

(休憩)

35.もみちゃん☆ズ『おかしいよ!』
いやー、フリップネタと言っていいものかどうかはともかく、
偶然か必然か、山あり谷ありの笑いが凄く良かったです!あるあるなのかないのか分からないところが!
2本目も期待!

36.梵天『お姉ちゃん交代』
姉妹の漫才師。設定がどうしてもミキの兄妹漫才の「お兄ちゃんと変わる」と一緒で、
なおかつ途中から妹さんが言いたい事をボケるだけのただのヤンキーになっちゃってリアリティが無く。
設定が途中からどういうネタだっけ?あぁ、お姉ちゃんになりたい、え、でも今話している事って違うなぁ。
となんか見ている私だけでしょうか。ブレました。

37.フタリシズカかりこる『声』
去年も令和的なハイテクなネタで推したのですが、今年はちょっと難点が。
凄いのは変換した声であって、つまり声優さんが凄い!ってなってしまいました。
いやそれ込みでそのネタを考えて声を当ててもらって、って考えればいいだけの話なのですが、
はたしてかりこるちゃんが凄い!ってなるかどうかで。難しいところ。

38.紅しょうが『お互い怒り合う』
先ほどの『爛々』と同じくボケとツッコミの枠にとらわれない、
お互いの感情むき出しの漫才。新しいー!
このTHE W初日後半、本当に関西弁って強いって思いました。



以上38組の雑感でした。

面白いだけではいけない、テレビに出しても堂々と良い番組になる!っていう12組に決勝に上がってもらわないと、

また決勝が平日に戻ったり時間短縮されたりしてしまう可能性があるので、

ウケても過度な下ネタとかは上がれないと思われます。

ずっとTHE Wが世の中に定着してくれるように願っております。



・・・12組選ぶとか言っておきながら、推した赤い人14組いました。

いや個人差あるしもっと広がるので、

世の中笑って過ごせる世の中になりますように・・・。

お笑いっていいよね。また明日!